RoomClip Award 2021

目まぐるしく変わる変化の中で、RoomClipには
新しい暮らしの創意工夫が溢れています。
500万枚以上の実例写真などから2021年を振り返り、
注目されたキーワード・プロダクト・ショップを
選出したRoomClip Award 2021を発表します。

キーワードランキングKeyword Ranking

RoomClipのユーザーさんの投稿数、検索数、
いいね数、コメントなどのデータをもとに、
今年注目された暮らしとインテリアのキーワード
10個を選出しました。

  1. 01
    撮影 mayuringo さん

    心地よい暮らし

    2019年以降、「時短掃除」や「調理家電」など「どう暮らしの負担を減らすか」の活動が積極的に行われてきました。ところが、2021年は、少し手間をかけて日常を充実させる方向へとに進みました。それが「心地よい暮らし」と呼ばれる暮らしのスタイルです。

    昨年1位に輝いた「おうち〇〇」が非日常だとすると、今年は「日常をどう快適に過ごすか」が最大のテーマでした。5月に実施した投稿イベント「心地よい暮らしのための工夫」では初開催ながら1200枚超の投稿が集まり、ユーザーのみなさまの関心の高さを実感しました。

    一言に「心地よい暮らし」と言ってもその取り組みかたは様々です。すっきりとした片付けのしやすい部屋に整えること、照明を工夫して落ち着ける空間にするのも1つの方法です。また、音楽や香りなどの五感を満たすアイテムを活用して心地よさを実現した方もいらっしゃいました。「心地よい暮らし」は、1人1人の感じ方や情緒が大事にされるスタイルです。ユーザーのみなさまが自分の思う心地良さを追求している姿に感嘆しました!

  2. 02
    撮影 nyanco さん

    花・植物のある暮らし

    RoomClipの投稿の中でも、多くのユーザーさんの関心が集まる「花」や「植物」。今年は「植物のある暮らし」「観葉植物」といった写真が、昨年よりも倍以上多く投稿され、特にその動きが顕著でした。

    先述した「心地よい暮らし」の投稿の中でも、家の中で快適に気持ちよく過ごせる工夫としてユーザーさんの花・植物に関する投稿写真が多く見られました。おうち時間が長くなり、暮らしの中に変化や癒しを求めたユーザーさんが、花・植物を暮らしに取り入れ、毎日少しずつ変わる表情を楽しんでいたようです。

    近年の傾向としては、ドウダンツツジやパンパスグラス、ミモザといった、花瓶に挿すだけでお部屋の雰囲気が変わる、大ぶりな枝物の投稿が増えており注目を集めています。また、花のサブスクもRoomClipの中で徐々に浸透し始めており、定期的に届く様々な花でお部屋を彩っていました。手軽に取り入れられる品種やサービスの増加は、これからの「花・植物のある暮らし」をさらに盛り上げてくれそうです。

  3. 03
    撮影 ma.home___ さん

    暮らしの快適家電

    今年も、日々の家事や暮らしを支えてくれる家電が大活躍した1年でした。
    新機能が追加されたロボット掃除機や、使い手に合わせてレシピを提案する自動調理鍋など、暮らしを快適にしてくれる家電が次々に登場しています。実際に快適家電を使っている方からは、家事を任せられることで心の余裕が生まれたり、家事に費やしていた時間を家族や自分のために使うことができた、というコメントが投稿されていました!
    家事の助けになるだけではなく、プロジェクターやBluetoothスピーカーなど日常にプラスαをもたらしてくれる家電もあります。動画や音楽の配信サービスとも相性が良く、居住形態にかかわらず幅広い方が取り入れていた印象です。家の中でどんどん存在感が増している家電は暮らしの強い味方。今後はどんな新しい家電が私たちの生活を変えてくれるのか注目していきたいですね!

  1. 04
    撮影 h.t. さん

    韓国インテリア風
    プチプラ雑貨

    昨年の「キーワードランキング」にも登場した「韓国インテリア」。
    以前は限られた販路でしか購入できなかった、韓国インテリアを象徴する雑貨や小物が、今年に入りプチプラショップなどでも多く見られるようになりました。
    RoomClipでも、玄関や飾り棚といった場所にディスプレイしている実例が投稿され、ナチュラルなスタイルやホワイトインテリアを好むユーザーさんに支持されていました。
    ボンボンキャンドルやビーンズミラー、ドーナツ型のフラワーベース、木製のアーチボード、チューリップのフェイクフラワーといった、韓国インテリアの雰囲気を楽しめる特徴的なアイテムがラインナップされており、お手頃な値段と近場で購入できることで、より気軽にお部屋に取り入れることができ、韓国インテリアの人気を後押ししています。

    幅広いテイストにマッチする韓国インテリア風雑貨は、人気のMIXスタイルなどにも取り入れやすいので、今後さらなる新しいトレンドのキーアイテムになってくれそうです!

  2. 05
    撮影 yururira さん

    季節を楽しむ

    自由な外出が難しいなか、家の中で「季節を楽しむ」動きが活発に行われていました。
    昨年は「おうち夏祭り」など非日常系の季節イベントが活発でしたが、こちらはより日常に溶け込む方向へと進みました。季節の花を活けて1日ごとの小さな変化を感じるといった投稿や、シーズンごとにディスプレイコーナーを入れ替えて四季を感じるという方も。季節ごとに見てみると、春はおうち花見、夏は手作りの冷たいスイーツでおうちカフェが人気のようでした。一方で秋冬は、温かいストーブの前で1人の時間を過ごしたり、庭の雪景色を楽しむなど寒い季節ならではの様子が投稿されていました。自らささやかな暮らしの変化を作り出すことで、暮らしを充実させられると気付かされたトピックスでした!

  3. 06
    撮影 nanaha778 さん

    技あり100均

    今年は100円ショップの進化にも注目です。ダイソーの新業態「Standard Products by DAISO」がオープンしたのもその進化を象徴するニュースの1つだったのではないでしょうか。
    100均DIY、100均リメイク、100均収納など多くのブームを作り出してきた100円ショップ。最近では「このアイテムが高見えする」「こんな商品がほしかった」「100円以外の300円商品も使える」など、価格のお得感だけではない「技あり」な存在になっています。
    シックなデザインが人気のワイヤーバスケット、繰り返し使えるシリコンバッグ、レトロなデザインが可愛いBluetoothスピーカー(ダイソー)や、人気の韓国インテリア風の雑貨(セリア)など、様々な100均アイテムをお部屋に取り入れた投稿でにぎわっていました。

    私たちの暮らしに発見や豊かさを届けてくれる100円ショップ。来年はどんなアイテムが登場するのか楽しみですね!

  4. 07
    撮影 saya-naga さん

    “自分映え”な一人暮らし

    昨年から今年にかけて大きく変わった人々の暮らし。RoomClipでは状況の変化に合わせて、家の中や家で過ごす時間の工夫が投稿されていました。
    そんな暮らしの変化について、一人暮らしの方はどんなふうに変わったのか、「一人暮らし」のキーワードでよく見られている写真を見てみたところ、色々な発見がありました。

    まず特徴的なのは、美しくゾーニングされたレイアウトです。休む・くつろぐ・場合によっては仕事をするなど、複数のことを一つの空間で行わなければならないワンルームや1Kのお部屋ですが、より快適に過ごせるよう最適化された家具の配置や、お部屋を仕切ったりされている投稿が目立ちました。

    またお部屋で使われているアイテムには、特定のメーカーやブランドにこだわらず、複数のお店やネット通販などで見つけた商品を取り入れてる様子が見られました。そこには、“自分が使ってみてどうか”というこだわりが感じられ、自身の快適さを求める「“自分映え”な一人暮らし」に繋がっているように思えます。

  5. 08
    撮影 masumi さん

    お部屋を彩る香りアイテム

    家の中で過ごす時間が増えたことで、匂い・香りにも注目が集まりました。
    在宅ワーク中のオンオフを切り替えるために活用しているという方や、外出自粛がきっかけでお香を始めたという投稿も。さらには日々のルーティンとして朝のお掃除後、または夜の就寝前に香りを取り入れるという方法も多く見られました。アイテムのバリエーションも豊富で、インテリアとして飾りたくなるルックスのアロマディフューザーやストーンディフューザー、茶香炉など、好きなテイスト・目的にあったデザインのものを選べる点も支持されているようです。癒されるだけではなく、暮らしにメリハリをつけるためにも活躍する“香り”。今後、どのように発展していくのかが楽しみです!

  6. 09
    撮影 chibi76 さん

    壁付けディスプレイ

    RoomClipの中でも常に人気の高い「ディスプレイ」の実例。今年開催した「お気に入りの置物・オブジェ」や「ウォールデコレーション」などの投稿イベントではそれぞれ2000枚近くの写真が投稿されました。
    過去には雑貨屋さんのようにたくさんのものを並べて飾る「見せる収納」などが主流でしたが、部屋がまとまらずごちゃごちゃして感じる、掃除がしづらく維持が大変、といった悩みを抱える方も少なくはありませんでした。

    そんなお部屋の快適さを求めたユーザーさんの投稿で目につくのが、ウォールラックやウォールシェルフなどの「壁付けのディスプレイ棚」です。宙に浮かせた棚に飾ることで、掃除の手間が軽減できるのが大きなメリット。また、ディスプレイ棚の上だけに飾ることを決めれば、おのずと飾るアイテムの数に制限が生まれ、好きなアイテムを厳選することになります。そうして完成した「ディスプレイ」は自分らしく、そして快適さも兼ね備える洗練されたスペースになっているのだと、ユーザーさんの“家の中で少しでもお気に入りの場所を増やしたい”という想いを感じられるトピックでした!

  7. 10
    撮影 yururi-8239223 さん

    庭・ベランダのリビング化

    「おうち時間」という概念が浸透してきた2020年で、様々なアクティビティを行う場所として活躍した「庭」や「ベランダ」は、今年に入り居住空間の一つとして、さらに定着していったようです。
    RoomClipでは「庭のある暮らし」の投稿が増え、庭・ベランダを彩るガーデン雑貨や、屋外の空間でくつろぐためのガーデンファニチャーなどの投稿が目を引きました。
    ユーザーさんの中には、あまり外出できなかった期間に、お庭の一部をカフェスペースに改造したという投稿や、気兼ねなくお庭時間を過ごすために目隠しフェンスを設置したという投稿も。
    また、年々キャンプ人気が高まる中、今年はRoomClipユーザーさんの中でも愛用者の多い無印良品からもアウトドア用品を発売されるなど、アウトドア用品を目にする機会が増え、庭やベランダで過ごすことへのハードルも下がっているように感じます。

    くつろぐ場所の選択肢として盛り上がった「庭・ベランダのリビング化」。今後もユーザーのみなさんの投稿から、楽しみ方や新たな工夫が広がっていきそうです!

総評

今年もユーザーのみなさまのパワーを感じるキーワードランキングを世に出すことが叶いました。

ランキングを決めるなかで何千枚、何万枚という投稿写真を見ていきます。
その過程で、みなさまが楽しくお写真を投稿してくださっている様子を何度も目の当たりにしました。そのいきいきとした姿を知るたび、インテリアや暮らしとはルールがあるものではなく自由に楽しめるものなんだと強く感じました。

今年の1位「心地よい暮らし」も、明確な様式やルールは存在せず、ただ「自分が心地よいかどうか」を大事にするスタイルです。だからこそ、心地よい暮らしのタグがついたお部屋の様子はひとつとして同じものはなく、1人1人の考えや理想が反映されたインテリアやお部屋のレイアウト、収納ノウハウ、暮らしのワンシーンまで様々なお写真でにぎわっています。

これは1人1人が理想の暮らしをあきらめずに2021年を歩んだ結果なんだという想いがあります。
その歩みを止めずにRoomClipに参加してくださった全てのユーザーさまに感謝いたします。本当にありがとうございました!

2021年を振り返ろう!
わが家の今年の1枚

2021年はどんな1年でしたか?
現在RoomClipでは、2021年を振り返る1枚を募集する投稿イベントを開催中です!
みなさんの今年の1枚を表すたくさんの投稿、お待ちしております♪